まず嬰を先にあげたる初湯かな
若い父、あるいは母かもしれない。
指を固く握りしめた赤子も、やがて大きな欠伸もしてご機嫌のようす。
一方が赤子を風呂にいれ、他方がそれをバスタオルで受け取る役割。
まずは、平和な年明けである。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
まず嬰を先にあげたる初湯かな
若い父、あるいは母かもしれない。
指を固く握りしめた赤子も、やがて大きな欠伸もしてご機嫌のようす。
一方が赤子を風呂にいれ、他方がそれをバスタオルで受け取る役割。
まずは、平和な年明けである。
これはご自身の経験からでしょうか?
我がローカル新聞が三年目に入った「平和の俳句に」に応募したくなるようないかにも平和を感じる句です。
今日は能楽堂に「新春謡初」を観に行きました。
「四海波」をはじめとしてめでたさや春らしさを盛り込んだ舞囃子、連吟、狂言小舞などが演じられました。
相変わらず何を言っているのかよくわからないのですがおめでたい雰囲気だけは伝わってきました。
縁起ものですから幸先の良い事を願ってのことです。
明日は五穀豊穣、平和を願って新春恒例の「翁」が演じられます。
銭湯が正月二日に湯を始めたことから、二日をもって「初湯」というそうです。正月の季語ですから、勿論目出度さをともないますね。
「謡初」はさぞ賑やかで晴れやかな舞台なんでしょうね。謡の内容がフラッシュ掲示板に流れるとかすれば、知る人には興ざめなんでしょうか。そんなアプリがあってもよさそうですが。
文楽では字幕が表示されてわかりやすいのですが謡初では能楽堂にはそういった装置ができないのかタブーなのかは知りませんが素人にはなかなか理解できません。
亡き母は耳をよく傾け慣れるより仕方がないと言ったのを憶えています。
こういう演目は昔の人には馴染深いものがあったのでしょうか?
敷居が高い芸能と言えますね。子供の頃からそういう環境にあれば自然と身につくものでしょうか。