実の生る花木

桃の花津軽捨てしと言ふ人と

津軽の春が懐かしいのだろう。

道路からよく見える場所に、頭よりちょっと高いところに桃の花が咲く。
初夏にははっきりと実がついているのも見える。
この人は、僕と同様に実が生る花木が好きなのだと思う。

3月10日ころから、二十四節気の「啓蟄」の次候、「桃始笑(ももはじめてさく)」になる。そろそろ咲く姿が見られる頃だ。東日本大震災とはそういう時期にあったのだと改めて思う。

“実の生る花木” への4件の返信

  1. 春遠からじ
    ご無沙汰して居ります。今年もあっという間に三月になりましたね。
    津軽、懐かしいですね。私も昭和55年の1年半の間青森にいたものですから。
    津軽の春は5月の声を聴かないとやってこないようです。
    ここ山陰では久しぶりに暖かい天気でした。朝から大山の雪を見ながら、日野川と弓ヶ浜沿いに約1時間ウオーキングをしました。砂浜の上では雲雀と思しき鳴き声が聞こえるのですが、目を細めても確認できませんでした。テトラの上では2.3にんの釣り人が竿を操っていました。もうすぐ春ですね。
    追伸
    今日は、東日本大震災から6年とのこと。朝から盛んに?特別番組が流れています。しかし現実は何事も無かったかのように原発の再稼働の道が開かれ
    そればかりか、海外への輸出報道も成されております。このあたりで一度立ち止まって本当の幸せとは何かを考えてみる時ではないかと痛感しております。
    それから、今年は是非お会いできればと願っております。奥方様にもくれぐれも宜しくお伝え下さい。

    1. 今年はそちらも雪が大変だったと聞いておりますが、雲雀の声を聞きながらの弓ヶ浜から見る大山なんて、想像しただけでわくわくしてきますね。
      何だか寒さ暖かさが繰り返しやってきて定まりません。今朝は霜が降りました。

      僕は原発廃止派です。人間がコントロールできないものを、こんな狭い国土に何基も置くなんてクレイジーです。環境を考えるなら、ライフスタイルそのものまで踏み込んだ省エネを進めるべきでしょう。

      ぜひまた会いたいですね。連絡ください。

  2. 桃の花津軽捨てしと言ふ人と

    この句は 3.11.のオマージュですね?
    津軽でなく“「福島」捨てし”なら 直截的に 3.11と気づきますが
    「津軽」となっているので 一瞬 迷ってしまいました。

    昨夜NHKスペシャルで「避難指示・一斉解除」を見ました。
    飯館村の村長と その親友との亀裂と言う形で
    原発事故のどうしようもない後遺症を辿ったドキュメンツでしたが、
    まさしく “捨てる” ことを問う内容でした。
    3.11の 今後の課題は いろんな意味で “捨てる”かどうかだ
    と思います。

    1. すみません。深読みしていただくほどの内容はありません。
      ただ、「人と」の「と」には僕なりの寄り添う気持ちを込めましたのですが。「津軽」は「故国」でよかったかな。
      夕べは「東北の桜」を見ていて、NHKスペシャルは見ませんでした。
      果てしなく欲を追求してやまない人間ですが、ソドムの町のようにならなければいいがと思います。

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