水生

貯水池をこぼるる溝の芹青む
柵ありて芹の水には近づけず
万葉の川の水芹摘みきれず
南麓の裾に染みだし芹の水
環濠の名残の水の芹の青
車椅子待たせ摘みをる田芹かな
芹摘女介助の人に戻りけり
入会の疎林ひと刷け芹の水
一握り芹を摘んでは街騒へ

防護柵があるので中に入れない。

貯水池の水位を超えた水があふれている。その溝に芹が茂っている。
子供は勿論、大人でも危険だから、一般人は立入禁止である。
中に入れるのは、管理者か整備など委託された業者だけであろう。
おそらく、治水のためいつまでも生やしておくわけにはいかず、遠からず誰に摘まれることなく駆除されてしまうのだろう。

あのなつかしい香りと歯ごたえをイメージして、立ち去るしかない。

“水生” への4件の返信

  1. 芹もやはり旬のもの。
    旬を外せば茹でても固くておひたしにはならない。
    田舎の空家の湿地にも芹が自生している。
    昨年4月末頃、母の一周忌に摘んでみたがやはり旬は過ぎていた。
    楤の芽と言い芹と言い勿体ない!!
    今でしょう!!

    1. 四月になったら美杉の隣り・御杖村へ行って山菜買ってこようかと思ってます。奥津の三多気の桜が日本百選らしいので見てこようかと。

      1. 三多気の桜、25日(土)の日経に出ていましたね。棚田に移り込んでいる写真を見ました。素晴らしい風景ですね。四月になって行かれたら、感想など書いてください。私はまだ見たことがありませんが、楽しんできてください。

        1. 山桜で、高度も高そうなので4月10日過ぎ頃が見頃かと。1.5キロも山登るというのが難行そうで吉野と変わらないけど。

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