茶畠と植木の里に麦青む
昨日はお彼岸の墓参り。
前にも書いた石薬師の霊園に参るため鈴鹿インターを降りると、辺り一帯は茶畠あるいは植木の苗を育てる畑が多い。
そんな中にも10センチほどに育った麦の苗がびっしりと青々としている畑もある。
新しい用法は知らないが、いわゆる「萌え」の季節到来である。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
茶畠と植木の里に麦青む
昨日はお彼岸の墓参り。
前にも書いた石薬師の霊園に参るため鈴鹿インターを降りると、辺り一帯は茶畠あるいは植木の苗を育てる畑が多い。
そんな中にも10センチほどに育った麦の苗がびっしりと青々としている畑もある。
新しい用法は知らないが、いわゆる「萌え」の季節到来である。
この頃すっかり忘れっぽくなりました。
田舎に居りながら、お彼岸の墓参りも忘れる始末。
ご先祖様もさぞや呆れていることでしょう。
伊勢茶、麦。
麦踏みのお手伝いをしたをした子どもの頃が思い出されます。
芽吹き~萌え~そして新緑へと楽しみな季節が近づいてきました。
ちょっぴり羽ばたいてみたいですね。
囀り、羽ばたきのシーズンです。おおいに外を楽しみましょう。
そうか、お墓は石薬師なんですか、いいですね。のんびりした田舎風景がうかがわれます。
「萌え」、若芽どきの言葉ですね。でも季語にはなってないですね、どうしてなんでしょう。
二つ思い浮かべました。
1.「石ばしる垂水の上の早蕨の萌え出づる春になりにけるかも」(志貴皇子)
やはり早春の「萌え」を詠んだ歌の代表はこれでしょう。
勿論、源氏物語でも第48帖「早蕨」の巻でこの歌が引用されています。
2.藤村の千曲川旅情の歌(コピペしました)
小諸なる古城のほとり 雲白く遊子(いうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず 若草も藉(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ) 日に溶けて淡雪流る
早春よりもっと早い情景だろうか。昔これ習った時、いいなあと感動したこと思い出します。。
中学時代の国語の教師が有名な俳句、短歌 詩歌、文学作品のさわりをやたら暗唱させる人物でした。
上記の作品も同様です。
今思うと教師の好みが相当影響していたように思われますが。
不思議とこの頃覚えたものって身体に染み込んでいるようですね。
それに引き換え、最近は全て忘却の彼方。悲しいです・・・
何をおっしゃる、大丈夫ですよ。是非暗唱を復活させてください。
先ず、百人一首から。とにかく1番から順番に(この順序が大事です)。毎日少しづつ、意味なんかも考えて、そして毎朝毎晩最初から復唱することです。お経を唱えるのと同じです。半年で全部頭に入ると思います。そして600年を手に入れた気分になれますよ。。
そうですか、順番が大事なのですね。
私など、好きな歌だけをピックアップでしたからいつまでたっても覚えられないのですね。
物には順序というものがあるわけですね。
百人一首と言えばNHK大河「平清盛」で堀川局の歌を佐藤義清(西行)が直す場面が出てきて驚きました。
このドラマ、評判芳しくないようですが・・・
①そうです。順番が命なのです。定家が並べたのですがほぼ年代順に並んでます。それと定家の選び方と並べ方に意味合いがあって古来大議論がなされていますから(代表は「絢爛たる暗号」(織田正吉)図書館にあると思います。是非どうぞ)。
②「平清盛」については2月17日「一転して」のところでコメントしてますので参照ください。それにしても独りよがりですね。。
千曲川の詩、先生の朗読に耳を澄ませて聞いていたことを想い出します。あれは誰先生だったかのかなあ。「藉くによしなし」のところが妙に悲しかったです。
とても耳に心地よい詩ですね。
千曲川の情景がありありと目に浮かびますもの。
藤村って人格的にはちょっと?ですがやはりすごい人ですね。
2月17日の「光らない君」へせっかくのコメント読み飛ばしてしまいました。
ごめんなさい。
平家物語の講座を勉強していて何が一番面白いかと言えば講座の始めの10分ぐらいで大河ドラマとの比較をやるわけです。不謹慎ですね。
あれはフィクションだとか脚色し過ぎだとか喧々諤々。
平家物語そのものが作者不明で読み本系と語り本系の二つに分かれており、事実と相違する点も(日時の前後などその他)多々あるようですね。
「平家物語」をやられてるんですね。いいですね。大河ドラマとの比較で盛り上がる、いいじゃないですか。NHKもその意味では本望でしょう。
おっしゃる通り平家物語そのものが物語ですからね。TVドラマも脚色が大いになされるべきでそれはいいのですが、限度がありますもんね。
ボクも7~8年前1年間、平家物語に没頭したことがありました。講談社学術文庫12冊を2回読みました。面白いなあと思い、ノートも作り百二十句全部覚えようかと思ったりしましたが、何となく沙汰やみになりました。よくも悪くも話が細切れ、事実の羅列で少し物足らなかったのでしょうか。でもまた読んでみたいと思っています。。
平家物語の作者はいろいろな説があるようですが決定的な物はないようですね。
講師は京大、大学院と岐阜大学の中世文学の専門家ですが、お二人の性格や特徴が全く正反対でその比較も生徒にとって面白いことの一つです。
本筋から離れていますけど、脱線も又楽しからずやと言うところでしょうか?
ちなみに資料は岩波文庫「平家物語」一~四(梶原正昭 山下宏明校注)です。
図書館で「絢爛たる暗号」予約しました