筏師

棹さすは亀が二匹の花筏

亀二匹棹さすごとく花筏

今、橋の上から筏が流れていくのを眺めている。

その筏の間から亀が鼻先を出している。
よくみるとさらにもう一匹。
たがいに花びらをうまく交わしながら十分な息を吸うと再び潜っていった。

“筏師” への2件の返信

  1. 「花筏」、面白い言い回しの季語ですね。

    昨日の句会、席題が「落花」となったのですが、「散る桜」「花吹雪」「花屑」なんかといっしょに「花筏」も含めたものにしました。最悪の天気で吟行は中止としましたが、正しく散り際の桜を詠む句会となりました。

    1. 昨日はそんなに悪天候だったのですか。桜は咲き始めから咲き終わるまでいろいろな季語があるのが面白いですね。「花蘂」なんてのはさらに進んで、咲き終わって枝に残った蘂が散るところまで使えるという。さすが日本を代表する木ならではだと思います。

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