花筏組初む堰の汀かな
桜が散り始めたばかりである。
佐保川にはらはらかかる花屑だが、いまだ花筏と呼べるほどの量はない。
ただ、両岸の岸、堰の溜まりなどには花びら集まってきている。これがさらに溜まってくるようになると、下流に押しだして筏の体をなしてゆくことだろう。
今は汀の花びらは筏を組み始めたばかりのように見える。
今日は平群の山裾の桜が遠目にも見事だったので、近くまで回り道してみた。
桜にすっぽり包まれたような小学校だった。
この時さあっと風が吹いたようで、見事な花吹雪。
やはり、学校には桜がよく似合う。