晩春の平群谷

農帽の婆紫雲英田に何しやる

平群谷はいよいよ春闌けて、暮の春の趣を濃くしている。

放棄田も目立つが、なかには一面紫雲英の絨毯を敷いたような田もあって、車からも目が奪われそうになる。
つと目にとめたシーンに、紫雲英の田にうずくまっている農婦があった。
子供は一人として見なかったが、農婆は紫雲英を摘んで花輪にするわけでもないだろうし、いったい何をしていたのだろうか、答が得られないまま今も気になって仕方がない。

“晩春の平群谷” への4件の返信

  1. 子どもの頃に寝転がったようなレンゲ畑は田舎でさえもう見られなくなりました。

    日が伸びて何もかも明るいうちに済ませてしまい夕方5時台には風呂も夕食も済んでしまう。
    朝、昼、夕とも暇なおかげで平常より一時間も早く片付いてしまいこの空き時間を有効に使う知恵を模索中。

    今朝はウオーキング後一時間ほど年末以来、換気扇の掃除をした。
    四か月で相当の汚れを確認し今後は隔月に掃除をしようと決めた。
    以前の換気扇は一人で掃除ができなかったが今度のは割合と楽々とできるのがうれしい。
    キッチンもピカピカに磨きあげて気持ちが良い。
    夕食は新じやがとベーコンの粉ふき芋、新玉ねぎのサラダ、アサリの味噌汁に満足、満足。

    1. 溜まってる仕事もはかどりますね。時間がたっぷりあるというのはなんという贅沢なんでしょうか。
      何もやることないからつまらない。それこそもったいない話です。

  2. 農帽の婆紫雲英田に何しやる

    また出た! 読めない字が!→ 紫雲英 
    ほだかさんが 面白がって、ことさら探して、わざとやっているならイイんです(?)が、苦も無くさらっと、こんな字が出て来るなら、我が身の無教養さに脂汗が出そうです。紫雲英。この季節で、田のように広がっている紫、となると、レンゲと分かりますが、そこに農帽の婆が!婆だけならまだしも、農帽が効いていますね。凄いGAPがあって、私なら、その婆に声かけて尋ねていたと思います。
    春たっぷりの好い句ですね。

    1. 日頃から歳時記に親しむといやでも覚えてしまうものです(笑)
      車窓の光景なのでまるでシャッター1/250の写真みたいな映像なんです。脳のフィルムに焼き付いて。あれはほんとに何してたんでしょうね。

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