花曇り

花の雲間引きダイヤの客ひとり

満開の花がむんむん。

くわえて一面煙のように薄い黄砂が漂っているので、花の下どころか見渡す一面ぼうっとかすむような花明かり。
見たところ花の峠は越えつつあるようで、これから落花、花屑の季節に移ろうとしている。
花の下で楽しもうという気にはなれない年であるが、町の至る所が花曇りであるのを体で感じるのも悪いものではない。

“花曇り” への3件の返信

  1. 何処を通っても花、花、花。まさにむんむんの感じです。

    朝刊では五面にわたり当地の桜の名所が上部、横長の写真による「紙上花見」で楽しませてもらいました。
    中でも圧巻なのはやはり全長15キロにわたる桜並木を上空から撮ったピンクのヘアピンカーブのような映像でした。
    今がピークと言う所でしょうか・・・
    我が家の前はまだまだ蕾が目立ちます。

    1. ヘアピンロードの桜っていったいどこなんでしょう。気になりますね。
      この一斉に咲くというのが染井吉野のクローンであるゆえんで、それがまた人気に輪をかけたのでしょう。
      いっぽうの山桜の仲間は多様化が命で、さまざまな土地、さまざまな時間咲き誇るという、これまた贅沢な国です。

  2. 愛知県岩倉市の五条川の桜並木です。
    平地からはそんなふうには見えないのですが上空から撮影すると全長が長いのでヘアピンカーブのように見えるのです。昇竜のようにも見えます。

    亡き母も好きだった場所でよくシニアカーを押して散策したものです。
    余りの美しさに句も浮かばないと言ってたのを思い出します。
    早いものでもうすぐ七回忌を迎えます。

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