先代の嬶とりまはす種物屋
買い物ついでに種屋に寄った。
ここは一代で築き上げた名物先代が亡くなり、二代目となってちょっと遠いが広い敷地に移転した。
ときどき寄ってみるがそういう二代目の顔は一度も見かけたことはない。代わりに先代の夫人と思われる女性が店の真ん中にどでんと立って、客をてきぱきとさばいている。あとは長年務めているとみられる女性従業員が一名、アルバイト女性が若干という、女だけで切り盛りしているようである。
ホームセンターの園芸コーナーとはちがって、さすがに種屋の専門店であるだけに客の質問への受け答えやアドバイスの数々も安心感がある。
二代目は当初Facebookによる発信など新しいことも手がけていたようだが、今ではまったくその気配もなく一体どこへ行ったやら。修行のため外の飯を食いにやらせたのかもしれないが、今の女所帯で十分店を切り盛りできているのでしばらくは帰ってこなくても客は少しも困らない。
今どき小売りの種専門店は珍しいですね。
素人にアドバイスできる知識を持っているのはさすがですね。
昨日はお天気に魅かれて知多半島で有名な佐布里(そうり)池梅林へ行った。
今年の寒さで少し遅れていようで満開とまではいかなかったが楽しむには十分な咲き具合であった。
種屋といっても苗、園芸用具などもあつかう総合的な専門店です。三河ではyoutubeで超有名な「カーメン君園芸店」があります。
もっとも奈良は西瓜の名産地だったので、今でも種開発を行う種苗会社が多くあります。西瓜の種の大生産地です。
先代の嬶とりまはす種物屋
解説がケッサクです。
「二代目は当初Facebookによる発信など新しいことも手がけていたようだが、今ではまったくその気配もなく一体どこへ行ったやら。」
昨今、online販売が商いの救世主のように取り上げられますが、物を買うのに手に取ってみないなんて・・・・。
“先代の嬶さん頑張って!”と声援を送りたくなります。
オンラインショップが賑わうのはそこでしか買えないものがあるからですね。在来の種などは通常の種屋で扱ってないので専門の店からウェブで取り寄せます。苗などは鮮度が命ですから目で見て手に触れられる近所の店からということになります。