南半分

春の山踏んでたもとを大和川

起伏が多い町。

平になったかと思うとそこはもう大和川にしがみつくような狭い街である。
街の大部分が信貴山とそれにに連なる山地のふもとにあると言っていい。だから山を踏むなどとオーバーな言い方などせずとも、街を歩けばすべて春の山を踏んでるようなものなのである。
ちょっと小高いところに出れば盆地の半分以上は望めるし、足もとには盆地の川という川を集めた大和川が悠然とながれるさまが眺められる。
盆地の半分と言うのは、ちょうど法隆寺から矢田丘陵にかけての山陵が視界を遮っていて北側半分がまったく陰になっているからである。だが、南半分だけでも大三山はじめ二上山、吉野山、多武峰、音羽三山、見通しのいい日には県境の高見山まで名だたる山々が見渡せる。
桜はまだだが今は雪柳も満開。街のいたるところで春の花が咲いている。

“南半分” への2件の返信

  1. 名残りの梅もまだ所によっては充分見られるし早咲きの桜、木蓮、ミモザと春の花爛漫ですね。
    当地も昨日開花宣言がだされ過去最速に並ぶという。
    この分では今月中に終わってしまわないかと心配になったりもする。

    1. 東から西へ。今年の桜前線は異常ですね。
      当地はまだ宣言がありません。
      入学と桜という絵はもう見られないかもしれません。代わって卒業式と桜の組み合わせが新しい主役になるのも近いでしょう。

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