日曜日の思い出

赴任地へ父の戻りて暮遅し

ずいぶん日が伸びたと感じる。

関西なので六時になっても空はほの明るい。
お隣は単身赴任で週末には帰ってこられるが、仕事の始まる前の日には必ず任地へ戻る。会社規則で夜の運転が禁じられているらしく、昼間明るいうちに出発となってしまう。この間までは三時にはもう車がなくすでに発った後だったが、今日などは四時頃までは家にいられるにちがいない。
小さな子供たちにとっては大人になっても忘れられない、ちょっぴりもの悲しい日曜日かもしれない。

“日曜日の思い出” への4件の返信

  1. 家族が離れて暮らした経験が一度もない。
    私自身は旅行などでいっとき留守にしたり不在期間はあったが連れ合いが不在だったことは一度もない。
    家人も会社の移転で勤務地が変わったことはあるが単身赴任とか転勤とかは一度もない。
    これがいいのか悪いのかは別にして珍しいのではないか。?

    1. 転勤はともかく、単身赴任はやっぱりよくないですよね。家族第一を旨とする諸国の人からみれば、日本ってどうなの?と思ってるかも。
      お隣は車で一時間で行き来できるからましですが、交通事情のいい都会なら当然通勤で済ませる範囲です。

  2. 赴任地へ父の戻りて暮遅し

    身に沁みる句です。中国各地に計16年余単身赴任しましたが、働き盛り=子供の育ち盛りの頃。帰任する際の中国行の便は9~10時台に集中しているので、家を出るのは早朝。子供には見送るなと言っており、何とも言えない気分をひきずったものです。久しぶりに、その気分を思い出させてくれました。

    1. 共稼ぎのお家でもあるので、子供たちと顔が合うと努めて話しかけるようにしています。すくすくと元気よく返してくれるのですが、最近は小さいながら逞しさが加わってきたようにも見え少し安心しています。

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