命がけ

恋猫の毎度顔変へやつてくる

不思議だが毎年違う顔の猫が渡ってくる。

12メートルの広い道路を日に何度も越えては来るのだから、文字通り命がけの恋である。
二、三年前には何を焦ったか車の前を横切って落命したのがいる。目撃したご近所の奥さんに頼まれて様子を見に行ったのだが、駐車場にまでたどり着いたはいいがそのまま絶命したようで、街の係に頼んで後始末をお願いした。
その子は毎日のようにやってくるおっとりとしたキジ虎で、肉付きもよく誰かに飼われていたと思われたが、首輪もなく飼い主に知らせることができなかったのが悔やまれるところである。
餌をくれる飼い主がいたとしても外に放たれている以上野良同様で、昔から野良は宿命上長生きはできないようになっている。
代わって今年はさば白がやってきた。
避妊したみぃーちゃんにご執心ので、雨の中でも追っ払っても追っ払ってもやってくる。道路の反対側にむけて追わないように気をつけているのだが、振り回される日々が始まった。

“命がけ” への2件の返信

  1. お猫様のお渡りですか。
    ちょっと笑ってしまいました、命がけの恋を笑っては不謹慎かな?
    さば白ってどんな色?

    1. 「サバ虎」というのはグレー系の縞猫。白がつくのはところどころが真っ白が入っているのを言います。焦げ茶系の縞猫が「キジ虎」。
      「茶虎」「キジ虎」「サバ虎」それに加えて「三毛」「黒」「白」が代表的な毛色。
      わが家では「白」「キジ虎」以外全部います。

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