終焉の美

梅ヶ枝の風にふるへて散華かな

通り抜ける風に枝が震えている。

梅だから吹雪というほどではないが、先に咲き始めた梅がどんどん散ってゆく。
遅れて咲いた枝のものは風にも十分耐えられていて、梅終焉の美をしばらく楽しませてくれる。
櫻と比べて圧倒的に花期が長く、ずっと楽しめるのでやはり梅は初春の代表だ。
わが白梅はこのように長くもってくれてるが、ずっと遅れて開いた紅枝垂れはさきに終わりそう。

“終焉の美” への2件の返信

  1. 当地では梅林はあまり見られない。
    大きな公園まで足を延ばせば梅林はあるのだけど近場では農家さんの梅の畑がみられる程度。
    源氏物語にも梅枝(うめがえ)があります。懐かしい!
    梅の散る様は見たことがありませんが桜とはまた違った趣があるのでしょうね。

    1. 有名な梅林は各地にありますが、海辺の梅林、内陸部、山間部の梅林とそれぞれ持ち味が異なるのが面白く、個人的には暖かい太平洋側の海辺の梅林が好きです。
      曽我、熱海をはじめとした伊豆あたりは早いのはもちろん、やはり春らしく暖かいのが好ましい。

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