伊予にまた地震の報ある二月かな
心配される中央構造線近辺に震度四の地震があった。
震源地は能登よりなお狭い佐多岬の根っこ部分。先端には伊方原発がある。
ここが被害を受けると能登以上に行き場がないだけに、手の施しようがないほど悲惨な結果になりはしないかと怖れるのである。
ここには熊本・大分地震の延長線上となる構造線が伸びていて、四国の背骨を貫き紀ノ川、吉野川を経て伊勢、渥美、浜松へとつづく。
四国はしばらく大きな地震がない空白地帯で、南海トラフ地震に先立って地震発生が心配されるエリアである。
先日も南宇和で地震があったばかりである。
背筋の寒さがいっそう募る二月である。
宇和島には知り合いがいて最近消息がとだえている。
こうなると日本列島何処にいても安心はできない。
いよいよ防災準備への気持ちが深まりつつある。
神戸淡路地震を起こした断層は中央構造体の派生断層みたいなもの。当地の平群を南北に縦断する断層もやはり派生みたいなもの。長らく地震が起きてない当地にいつ地震がきてもおかしくない地域。
この国のどこにいても地震からは逃れらないさだめみたいなものです。
脱原発に舵を切ることは、この国の衰退に活を入れるいい機会になるのでは。