雲湧いて墨絵めく山花灯し
平群を囲む山には雨後の雨がわいてまるで墨絵のようである。
そういうモノクロの世界に淡いピンクのアクセントをつけているのが桜である。
すぐ真下で花を見上げるのもいいが、こうして遠くからまるで絵画を眺めるようにして楽しむのもまたよきかなである。
ところで、町には至る所に染井吉野があるが、よく見るとそれぞれ微妙に咲き具合が違うようである。早いところでは三分咲きくらいまで進んでいるかと思えば、まだ開花したばかりというものまで、意外にバラツキがあるのである。特徴的には川沿いの桜がそうじて遅いようだ。
この雨があがり晴れ間が出てくればまた別の絵が眺められるかと思うとわくわくしてくる。
まるで絵画の世界に浸っているような光景ですね。
ソメイヨシノの咲き具合が場所によって全く違うことに毎年気づく。
総じて公園と称される場所の桜は早くて川沿いは遅く感じられる。
これは手入れの差もあるんではないかと思ったりする。
昨日の雨も上がり窓からみる桜並木の色もだいぶ変化してきた。
今日は気温も上がりそうで絶好の花見日和になりそう。
友人から誘いを受けたが体調がいまいちなので自粛と決めた。
遠出しなくても街を歩けばそこここに桜。通り過ぎながら眺めるだけでも気が晴れるものです。是非近場で。
雲湧いて墨絵めく山花灯し
桜はやっぱり関西ですね。関東は騒ぎ過ぎ! ひっそり花を愛で楽しむことが難しいのです。
去年、近つ飛鳥博物館へ。裏山全体が古墳群、染井や山桜が絢爛豪華に咲き乱れているのに、博物館が地味な展示、不便な場所、そして雨、そのせいか訪れる人が少なく、とても神秘的なお花見をさせて貰いました。
ちかつ飛鳥博物館の裏山というか丘かな、周遊路もあって時間をいくらでもつぶせるような、悠久の時間が流れているような雰囲気にあふれてますよね。
聖徳太子の墓も近く、歴史ロマンあふれるエリアでもあります。