散髪の椅子の倒れて目借時
あれもしてこれもして、そして散髪もして。
一息ついたらたちまち睡魔が襲ってくる。それはこの時期蛙に目を借りられるからだという言葉遊び。
散髪屋で髭を剃るために回転椅子を倒されたらそれはもう心地最高の居眠りの時間である。
だが、それは昔の話し。いまは散髪と言っても、何年も前から自己散髪、今風に言えばセルフカットである。
左右少々不揃いでも誰にも文句言えないが、鏡で覗いて手で髪をなぞってみてとくに違和感がなければそれでオーケーである。
今日より更衣のついでに、髪も短くして一気に夏仕様となった。
夏仕様に変化をつけられるということはまだまだいけますよ。
連れ合いなど年中同じ髪型、変化のつけようすらありません。
もはや冬か夏かという時代になりました。合服というのはもう不要かもしれません。
散髪の椅子の倒れて目借時
未知(?)の言葉に出会う楽しさを享受していますが、この目借時も初めて見ました。 ググってみると、「春暖の頃の眠くなる時期。蛙が人の目を借りるためという。」ン? 蛙が人の目を借りる?? 何のことやら???
頭髪が少なくなり、アッと言う間に終わる今の散髪。眠くなる暇がありません。
俳人は変な言葉を覚えては遊んでいます。「亀鳴く」だの「蚯蚓鳴く」だの、「龍天に昇る(春分の頃を言う季語、中国伝説から)」などを後生大事に句に詠み込もうとします。