立春の風向計の目まぐりし
寒明や光乱るる風向計
第一火曜日はまほろば句会の日。
今回は奈良地方気象台への吟行だった。
この2月というのは、春とはいえ春を実感するようなものが少ない上、季語も少なくてそのこと自体が季材に乏しいことを示している。まして今日は昼頃に冷たい雨または雪だという予報だったので、果たして短い時間内に規定の作句ができるかどうか不安でしかないスタートだった。
どうにかこうにか義務は果たしたものの、やはり出来はもうひとつ。
考えてみればこういう日は当然ある、というよりほとんどがそうなわけで、さっさと頭を切り換えて句会後の茶話会を楽しむことにした。
茶話会が終わったら夕方5時。外はまだ十分明るい。日脚は相当伸びているのだとあらためて思うのだった。
気象台への吟行なんて洒落てるじゃないですか。季語には気象用語も多いですもんね。
そして句会の後は茶話会ですか、なるほど。ウチの仲間句会はアフタードリンキングが楽しみなんです。
気象台の仕事も結構アナログなところがあって面白かったです。計測機器やシステムはハイテク揃えなんですけどね。
一番驚いたのは百葉箱は今は昔の話。あの、白い箱が芝生の上1.5メートルに鎮座していた時代が懐かしいです。
茶話会では私が一番の若手、7割が女性ですしね、いきおいパン付きコーヒーセットなんてのが定番です。1時間程度で終わるのがいいです。
関東地方は昨日(4日)は午後から雪模様となり夕方にはやんでしまったけど、今朝(5日)はまるで冷蔵庫に入ったような寒さでした。
丹沢の山並みが一段と白くなり、民家の屋根、芝生、畑や庭、車のボンネットなどもうっすらと雪化粧となりました。
また歩道や道路の水たまりも凍っており、場所によってはそっと注意しながら歩く状態でした。
立春を迎えて、寒さが逆戻りしたようです。
日中は天気はよさそうですが、最高気温は4℃、明日は5℃とまだまだ春は遠いようです。
今日は当地の方が暖かそうですね。とは言っても、予想気温は4度らしいですが、実際は風もあんまりないし晴れているので体感温度はもう少し高くなりそうです。
昨日奈良女子大付近を歩いていて民家の紅梅が開花しているのを発見しました。初梅です。
いろいろな場所が吟行先になるのですね。
そのほうが俳句に幅ができて良いのでしょうか。
見るものと関心をもつ対象が人さまざまであることができあがった句から感じられて面白いでしょうね。
行ってみて、詠んでみて、他の人の句を読んでみて。いい勉強です。書物からではとても得られない刺激だと思います。
おかげで大阪各地の句会からもお声をかけていただくようになりまして、どれも参加すればいい勉強になるのは間違いないのですが、とても作句力が追いつきませんので思案中です。
多作多捨。これが王道でしょうね。
やはり寒は戻りましたね。
外は震えるような寒さですが室内は陽光が射して明るいです。
百葉箱懐かしいですね。
小学校の芝生にありました白い箱ですね。
あの箱って校倉造に似ていません?
てっきり今でもあの箱を開けて温度計を読む。そんなイメージでしたから、実際を目の当たりにして、考えてみれば今どきそんな悠長なことはないはずだと思い知ったしだいです。作りは校倉よりは通風がいいでしょうねえ。