暮れかぬるときを惜しみて揚雲雀
今夕方の6時11分、2階の部屋にいて雲雀の声がよく聞こえる。
よほどこの土地がお気に入りなんだろう。朝となく昼となく、また夕となく頭上で雲雀が鳴いている。
見上げては探すのだが、春先の頃に比べ高さが一段と高くなったのかどうか老眼の目には容易に見つからない。今年生まれた子はもう巣立ちしたであろうから、あの高さで鳴く理由というのは何なんだと思う。
そういえば、あれほどよく聞こえていた鶯の声が聞かれなくなった。早くも信貴山の涼しいところにでも登っていったのかもしれない。高度差からいうと、ここらあたりよりは3度くらいは気温が低いはずなので。
爽やかな日々が続き田舎の朝の景色は空気もきりっと引き締まり青葉が目に沁みます。
鶯や名も知らぬ鳥のさえずり、川からは河鹿の唄うような鳴き声、気持ちが良いです。
ただふだん空家にしているのでどの部屋もクモが巣を張っておりそれが不快ですね。
数時間するとまた巣が張りめぐされて御苦労なことです。
これからの季節、蛾や蠅も飛び交いそうです。
環境の良さを満喫するためには払わねばならぬ代償というのはありますよね。ちょうど便利さと引き換えに忍ばねばならぬものがあるように。
どちらを選ぶかは個人の考え方ですが。
雲雀は夕方まで鳴くのですか。私は専ら朝ですが散歩の度に雲雀の揚り降りを見るのが楽しみです。上に揚ってしまうと声はすれどなかなか見つかりません。理由はピントだと最近気づきました。人の目は自動調整ですが雲雀は小さすぎて目に映らないのでピントの合わせようがないのでしょう。揚ったときからフォローしているとどんな高くても見えるんですけどね(それと老化もあるでしょうし)。
ああ、確かに一回捉えたものを追いかけるのは可能ですよね。いつだったか、大鷹かなにか大きな鳥がゆうゆうと飛んで行くのを、ずっと遠くまで見られたのを思い出しました。
うちの方では雲雀は見かけませんね。田畑がぜんぜんない市ですからねえ。
我が狭庭のヒヨドリの巣は健在です。
一日二度ほど安否確認しています。
居るとほっとします。
鵯さんが健在で巣立ちが楽しみですね。
我が家のお隣の空き地では,ここ数日ムクドリさんが何度も来てます。
鳥の来る家とか地域って案外大事ですよね。来ないことを考えたら暗然としてしまいます。