木下の星

雨兆す庭しろじろと鴨足草

「ゆきのした」と読む。

花が鴨の足を広げた形に似ているからだという。五弁のうちの真ん中が長くのびて、まるで水中で足を伸ばしているかのように見える。
去年通販で買ったそのユキノシタがずいぶんと株を増やして、しかも花をつけはじめたようだ。株が増えるのは、苺のランナーに似て、蔓が縦横に伸びて根を下ろしそこにまた新しい株が生まれる。
今日は株分けして形を整えるとともに、一部を摘んで天麩羅にしてもらった。時期が遅かったせいか、苦くも辛くもなく何の味もしなくてがっかりしたが、固くはなかったことでもあるし、薬草でもあるので旬の物を食することは悪くはないように思える。

“木下の星” への2件の返信

  1. 鴨足草とは面白いですね、いわれを聞けばなるほどね。
    田舎では日影に自生しているのをよく見かけます。
    食べたことがありませんが地味な草というか花というか。

    ゴールデンウイークも明日を残すのみ。
    今日は結社の年に一度の書道展で県美術館へ。
    今年のテーマは中島敦の山月記、李稜に続き第三段「弟子」
    論語の言葉を作品にしている人が多かった。
    初めて茶墨を使ってみたが難儀した。
    墨の量と描くスピードで滲み具合が異なる面白さが見どころである。

    午後からは邦楽コンサートへ。
    9面の筝に尺八の万葉集をテーマにした合奏。
    壮麗な演奏であった。

    1. 文化教養の生涯学習、まことに結構です。いっしょに学べる友達もおおぜいできて、励みになるのでしょうね。
      いくつになっても新しい友人ができるというのは、若さを保つ秘訣でもありますしね。書道頑張ってください。

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