吹くからに虞美人草のしなりやう
風が吹く日が続いている。
ポピーの種がどこからか飛んできたようで、庭で風に吹かれている。
あの細い茎が今にも折れそうだが、これが簡単には折れずしなやかに風を受け流すのである。
四面楚歌のうちに項羽が嘆いた歌で知られるあの虞美人が自死してこの花に化したとか。言われてみれば、一見頼りなさそうでいて芯の強い花なのかもしれない。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
吹くからに虞美人草のしなりやう
風が吹く日が続いている。
ポピーの種がどこからか飛んできたようで、庭で風に吹かれている。
あの細い茎が今にも折れそうだが、これが簡単には折れずしなやかに風を受け流すのである。
四面楚歌のうちに項羽が嘆いた歌で知られるあの虞美人が自死してこの花に化したとか。言われてみれば、一見頼りなさそうでいて芯の強い花なのかもしれない。
虞美人草といえば漱石、ひなげしと言えばアグネス、ポピーが一番馴染みがあります。
どれも違いがよくわかりませんが時々野に咲いているのもポピーの一種かな?
いかにもか細げですが意外に丈夫なのかしら。
「ひんなげしの花」。あの舌足らずの歌を思い出しますね。
少年のころ漱石を読みあさりましたが、理解というか腑に落ちる小説はあまりなかったような記憶が。
「三四郎」に出てくる「Stray sheep」「Love is pitty」のフレーズだけはやけに鮮明に覚えてるんですけどね。