引きはがすやうにつまみて毛虫取
玄関先に仁丹より二回りも大きくて黒いものが点々と落ちている。
さては、虫の糞だとすぐに気づいたがその上の楓を探しても見つからない。とりあえず、掃いてその場は過ごしたが、また数日たった今日も点々と。どうやら同種の虫らしい。今日こそと見上げるように枝を探したら、いたいた。長さ6センチくらいはあろうかという毛虫である。
透かし見ればなかなか毒々しい派手な衣装をまとっている。賢いやつなら保護色の術を使うのだろうが、こいつは逆に毒々しく見せて自分の身を守ろうとしているのにちがいない。
歳時記には「毛虫燒く」という季語があるが、たった一匹である。そんなことせずにそこらの棒でつまんで汚水枡へポイである。
あの虫は蝶になるのか、それとも蛾か。いずれにしてもそれなりの大きさのものに変身するはずのものであったろう。
カフカの「変身」は読んだことがありませんが変身と言えば連想ゲームのように当然カフカとなります。
毛虫、蚊、等々嫌な夏の虫の季節です。
今年は暑くなり始めた頃から夜になると窓に小さな虫がびっしり張り付いてうっかり窓を開けようものなら部屋の照明めがけて侵入し大変なことになります。
今日はコロナで延期になっていた映画が公開されたので久しぶりに映画館へ。
ストーリー・オブー・・マイライフ・(私の若草物語)
少女の頃読んだオルコットの四姉妹の物語が原作です。
帰宅後は録画してあった「心の旅路」を。やはり昔の映画はいいな~と。
昔の映画もデジタル処理するとき雨垂れもきれいに無くなっていかにもデジタルに変換しましたよ、てな感じになりますね。
アナログの何とも言えない曖昧さがかえって懐かしくなってきます。
昔の映画と言えば、モギケンさんは若い人に「東京物語」を見ろと進めている様子。
国際人として、まずは自国の文化への理解が大事と若い人に説いてます。