がりがりと

どんぶりの背越分けあふ漁師宿

昨夜はいろいろあって投句忘れしました。

昨日の句会に出したものです。
「背越」。いきな名です。
鯵や鮎など、骨付きを薄く削いで膾などでいただく。
熊野出身の両親のもとで毎日のように鯵や秋刀魚の素朴なものばかり食べていました。
鰭をとって、腸をぬいて、鯵などはぜいごもとって皮剥いで、なかなか面倒な食べ物ですが、食べてみて骨の舌触り、歯触りを楽しむ料理です。ときには、ぜいごが一片残っていて舌を刺すようなことがあったり。
酢でいくらか柔らかになったとはいえ、やはり骨です、これも歯の健康があったればこそ、がりがりと安心して食べられます。

“がりがりと” への4件の返信

  1. 鯵のぜいごは判りますが背越は知りませんでした。
    また魚介類の膾も食べたことがありませんが料理方法を調べてみるとこれはなかなかおいしそうで私好みです。
    鯵のたたきは時々いただきますが膾にするとはまさに新鮮さが命の漁師料理ですね。
    ちょっと料理が面倒そうです。

  2. どんぶりの背越分けあふ漁師宿

    背越しの鮎。接待で訪れた京都の料亭だったか、飛騨の古川のホテルだったか、鮎の背越し造りを味わったことがアリマス(ゴツゴツして、そんなに美味いとは思いませんでしたが、なんせ、料理の姿が粋で・・・)。でもこの句、「どんぶり」と「漁師宿」で、そんな上品さはすっ飛んで、豪快そのもの。ほだかさんには珍しいですね。

    1. 骨ごと食うので鮎なら本来湖の小さいものを言うのでしょう。今朝の毎日俳壇にそのもがありました。

      奥琵琶の地酒に鮎の背越かな

      西村和子特選句でした。評に、
      「背越鮎が楽しめるのは僅かな期間。時の賜物と土地の名産を味わう贅沢を読み上げた」と。絵に描いたような句です。
      いかにも虚子好み、貴族趣味の季題です。
      私のは波止で釣れるような小鯵、これがいっぱい取れて南蛮漬けにもし、丸ごと天麩羅にもし、興が向いたら面倒な背越しにして食おうかという野卑な背越ですわ。だからどんぶりのを取り分けながら食うと。

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