小さな花

虫媒も西瓜の花は狭きかな

マイファームでは西瓜の蔓が随分伸びてきた。

西瓜というのは地面で育てるとかなり面積を食うので、先週管理人さんに手伝ってもらって西瓜棚を作った。ここに蔓を誘導するわけだが、ここにきて蔓もぐんぐんと生長のスピードをあげてきて小さな花がぽつぽつと咲くようになってきた。直径5ミリほど、すでに縞模様の実をもった雌花ももうすぐ開花しそうだ。

西瓜の花というのはたとえ大玉であろうが小玉と変わらずまことに小さなもので、虫媒となる蜂君一匹が潜るともうそれだけで余地がなくなるほどだ。それだけ花粉がいっぱい体につくわけで植物の受粉にとってこれほど効率がいいことはない。自然はまことにうまくできているもんだと思う。

聞けば農園近くでは蛍が舞うという。
今日からしばらくは雨予報で蛍が飛ぶチャンスがないが、無風でちょっと蒸し暑い夜が来たらそのときはカメラをもって駆けつけようと思う。

“小さな花” への6件の返信

  1. もう西瓜の花が咲き始めましたのね。
    と言ってもどんな花だったかピンときません。
    見れば「あ~」とわかるのでしょうけど。
    梅雨明けのころには美味しい西瓜が味わえるのでしょうね。
    赤かしら、それとも黄色?

    ホタル、出会えるといいですね。
    当地のお堀端にも姫ボタルが飛ぶそうですが今年はもう終わったとかで、来年をお楽しみにと立て看板がありました。
    我が田舎には少し大きめの源氏ボタルが出ます。
    やはり雨上がりの蒸し暑い湿度の高い日が出番らしいですね。
    是非、チャンスを狙ってください。

    1. 欲張りなので紅の大玉です(笑)
      花は黄色で直径1センチほど、ほんとうにかわいいサイズです。

      蛍は源氏ボタルのようです。田んぼにはタニシもいるようですから、わりに自然が残されているようです。天気がよくなれば探検してみます。

  2. 蛍が自然の中で身近に見られるとは、贅沢な環境ですね。私が蛍を見たのは数年前、椿山荘の「蛍の夕べ」という催し物でです。それもそれなりに美しかったですが、やはり昔のように自然に見たいものです。蚊帳の中に入れたりしたのを思い出しました。運よく見られたら蛍の写真と俳句をお願いします。

    1. 自宅の近くにもビオトープがあって蛍が飼育されてるそうです。調べてみるといろいろありそうです。
      闇の撮影なのでうまくいくかどうか自信ありませんがトライしてみますね。

  3. 西瓜を棚で縦に伸ばして作るんですか、、面白い。でもやっぱり大玉はダメなんでしょうね。
    西瓜の花って黄色い花でしたっけ、虫媒花なんですね。おっしゃるように自然はうまくできている、花が美しく匂いがいいのも、果実が色鮮やかで果肉がおいしいのもみんな種の保存に関わることなんですもんね。大したもんです。

    蛍が見られるなんてすばらしい。ウチの近くにもポイントがあって平家ボタルが飛びます。確か7月に入ってからだったと思いますが、今年からはじっくりチェックしてみます。

    日本の夏(ちょうど今の季節)は蛍ですよね。
    源氏物語では勿論「蛍」の巻のシルエットショーがすぐ思い浮かぶのですが、「帚木」の巻、つまらない雨夜の品定めが終わり、ここから俄然面白くなるという紀伊守邸の場面では「風涼しくて、そこはかとなき虫の声々聞こえ、蛍しげく飛びまがひてをかしきほどなり」であります。いいなあ。。

    1. 大玉はハンギングフックなどを利用してうまくぶら下げるのがコツだとか。順調に生育するとまた楽しみが増えそうです。

      すっかり身辺から姿を消した蛍ですが、うまく光景に出くわすと詩心をくすぐられるかもしれません。

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