立夏

樫若葉彼れに見ゆるが信貴参道

稜線がむっくりと膨らんでいる。

膨らんで見えるというほうが正しいか。
新緑でお山自体がふっくらしているのに、さらにそれを膨らましたような黄金色の樫若葉が点々と続いている。
平群方面から信貴山につづく稜線が遠見にも美しい。
今日は立夏。
いよいよお山に夏が来た。

“立夏” への4件の返信

  1. この感じわかりますね~
    もっこりと言うかふっくらと言うか膨らんだもこもこ感・・・
    この時期独特の山容は秋の紅葉よりも好きな景色です。
    もう一度見納めをしておきたい願望大である。

    1. 信貴山上(雄岳)は冬の間疎林となって透けて見えるんですが、春になると青々と盛り返します。遠くから見るのがいつも楽しみです。雌岳は今樫若葉一色で金色に輝いています。

  2. コメントの「稜線がむっくりと膨らんでいる。膨らんで見えるというほうが正しいか。」、好いですねぇ。
    “山がふくらむ”・・・なんて言い方、とても素敵です。山頭火あたりが、句にしているかも。

    1. 「山笑ふ」というのはこういう一面もとらえているのかもしれないですね。春の色一色でふくらんで見えるところに、さらに樫や椎などの常磐木落葉で古い葉を落とす一方で、新しい葉が生まれてくる。命の躍動みたいなものを受け取れます。

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