滑舌

許可局とはつきり聞こゆほととぎす

まだこの辺りにとどまっているようだ。

菜園に着くなり棚田の奥のほうから時鳥の声が聞こえてきた。それも今日のはかなり明瞭だ。
「トッキョキョカキョク」と啼くと言われるが、まさにそれなのである。とくに「キョカキョク」の部分がしっかりそのように聞こえてしばらく聞き惚れた。
さっそく真似して「トッキョキョカキョク」と言おうとしたが、全然舌が廻らない。早口言葉、滑舌の練習にも用いられるフレーズだが、いくつになっても上手にはなれないでいる。
日本語の特徴として、舌や、口の周りの筋肉などはあまり使わないこともあって、このフレーズは平坦に流そうとするとまず無理のようである。「オ」の音が多いのでそれを意識して唇を縦に突き出すようにチャレンジすると意外にうまくいくようである。試しに、まずは最初の「ト」から口をすぼめて始めると意外に後が続く。お試しあれ。

“滑舌” への2件の返信

  1. キョカキョク、キョカキョク、なるほど噛まずに言えますね。面白い!!
    何年か前に御岳のふもとで聞いたきり、それ以来本物の時鳥の声は聴いていませんが確かにその時もトッキョキョカキョクでしたよ。

    1. 今年はいつになく時鳥を昼間から聞くことが多く、自然を身近に感じられることが精神的にも落ち着けるようです。
      耳を澄ませていると他はなにも聞こえない、静謐な時間がなにより貴重です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください