大寺は花木大角豆の香の満てり
木大角豆の花の南国かもしだし
禅堂の裏手にまわるとたちまち甘い香りに包まれる。
木大角豆(きささげ)の花だ。
秋になると、ささげ豆のように2,30センチほどの長さのさやができその実を漢方剤として利用される木だ。ひとつひとつの花を見るといくつもの蘭の花がまとまって咲いているように見え、いかにも南方から来た木だということが分かる。
高いものでは10メートルくらいになるというから、いつか極楽院禅堂の屋根も超える高さまで育つかもしれない。
木大角豆は実をもって秋の季語だが、花の時期ということで夏のものとさせてもらった。
木大角豆、初めて見聞きする花木です。
なるほど花だけ見ると形も色も蘭に見えますが香りも良いのですね。
10メートルにも伸びるとはいかにも立派ですね。
夕方4時すぎから当地は局地的に大雨と雷。
空は灰色の雲で未だにゴロゴロと不気味な音が聞こえてきます。
現在大雨洪水注意報が出ています。
植物もやっと生気を取り戻したようです。
木大角豆はよく寺などで栽培されるとのことでした。利尿効果のある漢方薬の原料になるので、実利をかねてのことでしょうね。
雨不足の解消になったのでしょうか。当地はあと一週間は縁がなさそうです。