氷室神社献氷祭

献氷の細工透かして若葉陰
献氷の細工を染める若葉かな
かき氷日がなふるまひ献氷祭

今日5月1日は奈良市氷室神社の献氷祭。
氷室神社献氷の龍

奈良時代に春日野に氷室を設け、それを祀ったのが起源という神社らしい。
この日は全国から製氷冷凍業界の人たちが集い、この年の天候が業績に幸いするように神前に氷柱や、なかには写真のように龍の氷細工が献じられていた。
溶け始めた氷から点々としずくが滴って、今日は気温も25度近くにのぼったらしい。境内では無料のかき氷に列ができるほどで、外国人観光客たちも珍しそうにして食べていた。

神事もいろいろあって、夜には氷の献灯もあるほど一日中続くお祭りだが、万葉植物園の藤棚ももう一つのお目当てなので長い時間はかけられなかったのが心残りといえば心残り。

“氷室神社献氷祭” への8件の返信

  1. 冷蔵庫のない時代、昔は氷室というものがあったのですね。
    いよいよかき氷の恋しい季節が近づいてきました。
    今日も暑くなりそう・・・

    1. 以前に住んでいた町でも昔に氷室があって、代々氷屋さんを続けているところがあります。もちろん今は製氷機に代わっていますけどね。戦前までは氷を切り出していたんだそうです。今はその池も埋められて老人ホームになってしまってます。さらに何代かたつと、そんな昔話すら語り継げられなくなりそうです。

  2. 現代のように冷蔵庫等で簡単に氷が作られる時代と異なり、昔は氷は貴重なものだったようですね。
    かつては、富士山でとれた氷を藁やぬか等で覆って江戸まで運び、将軍に献上していたと聞いたことがあります。
    神社もかつては貴重なものだったことを反映して祀ったのですかね。
    昨日の夜のニュースで早速かき氷を食べている光景を取り上げていましたが、”5月でもうかき氷?”て感じですね。

    1. 夏日ですからね、駅から奈良の登大路を歩いてくるとそれだけで汗がしみ出してくるような陽気でしたから、ぴったりの振る舞いでした。

  3. 奈良時代に春日野に氷室ですか。そんな昔からなんですね。貴重品だったのでしょう。人間の知恵はすごいもんです。

    1. 今でも五条のほうだったか、小学校では冬の間に氷を集めておいて夏にそれを掘りあげるという行事が続いています。今年はどれだけ溶け残ったかというニュースが流れます。

  4. 写真の氷の彫刻、見事ですね。暑くてしずくがぽたぽたでは、作った人に気の毒ですね。
    関東も初夏のようです。
    先日の雨の前にゴーヤの苗を2本植えました。しっかり育って緑のカーテンになってほしいと
    思っています。

    1. 氷彫刻というんでしょうか、材料の氷がみごとに透き通っていて、氷柱のものとは違うもののようでした。ゆっくり凍らせた感じで、解けるのもゆっくりというやつでしょうか。
      緑のカーテン、五感にも優しくていいですね。

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