対馬海流に乗って

対馬逐ひ隠岐ををひたる飛魚(あご)の皿

米子沖にはもう到達したのだろうか。

飛び魚は初夏から夏にかけて南から日本海流、対馬海流に沿って北上するらしいので、米子の友人・H君が今日食べたというアゴのカツカレーは旬のものだったにちがいない。飛び魚といえば、クサヤなど干物のイメージが強いが、生をすりつぶしてカツカレーにしたものとは一体どんな味がするのだろうか。
昔、塩焼きを食ったという記憶がおぼろにある。旬で新鮮なものならば刺身でもいけるのではないか。掲句はそんな期待から、対馬海流にのって日本海に顔を出した「飛魚の皿」をイメージしたもの。

“対馬海流に乗って” への4件の返信

  1. 学生時代、船で沖縄に行きました。その時、飛び魚が群れになって飛んでいるのを見ました。半世紀近く前ですが、はっきりと思い出すことができます。それだけ印象深かったのでしょう。
    あご出汁として使うことはありますが、それ以外で食べたことはありません。機会がなかったのでしょうね。

    1. 飛び魚は長ければ百米くらいは飛ぶそうです。それが群れで飛んでるのですから、目に焼き付く光景だったのでしょうね。
      関東ではクサヤくらいしか思い浮かびませんね。

  2. 飛魚をあごと言うんですか。特徴ある魚ですから地方によって色んな呼び方があるのでしょうね。全国的に余り出回らないのは何か理由があるんでしょうか。

    1. 足が速い魚なのかもしれません。だから、干物とか加工したもののイメージがありますね。
      三宅や八丈島あたりには海流に乗ってくるので、関東でもっと食べられていいように思いますけど。

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