荘厳を排し涼しき九体仏
今日は36度予想のなか浄瑠璃寺への吟行。
奈良の市街を離れ京都南端の当尾(とうの)の里にしずもる寺の境内に入ると、大きな浄土池もあって幾らか涼しくて救われる思いがした。
平安貴族によって九品往生の思想がひろく信仰され多くの九体仏が作られたが、当時のものが現存するのはここ浄瑠璃寺だけで、本堂、九体仏とも国宝という見かけからは想像もできない何とも豪勢なお寺である。
掲句の荘厳(しょうごん)というのは、仏の頭上に天蓋をかけたりしてして飾ることを言うが、ここの九体仏さんにはそのような飾りはなく、建物自体も天井板を張らず屋根材が丸見えの質素なしつらえである。九体の如来さんたちがその薄暗い本堂に半眼を開いて着座されていて、外の炎暑はどこへやらしばし涼しいときに満たされる。
吟行を終えてバスを待つ間、蜩が見送ってくれた。もう秋はそこまで来ているようだ。
暑い中での吟行、お元気でけっこうですねぇ。九体仏、ネットで見ました。荘厳ですね。
今朝は猛暑の中にも風が爽やかでいささか秋の気配を感じました。正に「秋来ぬと目にはさやかに見えねども」です。ツクツクボウシも鳴き出したしもうちょっとです。
ここ数日の夜と違って夕べは北風が吹いてちょっと空気が変わりました。
今朝も、気温は高いのですが、べとつく汗は出ません。
まさに夜の秋、吹く風は秋です。暦はまもなく立秋。歳時記の項目もがらっと変化する月です。
「百人一首談話室」再開にもいいタイミングですよね。
「昼の虫も」夜になるとなかなか忙しそうに動き回っております。まさに夜行性そのもの。
今我が家にはカブトムシのつがいが一組おります。家内が比良のバーべキューの帰りに買って来たものです。
その昔息子たちにはよく田舎の林で採ってきたものを駕籠で飼育したものですが、さすがに最近はそんなことをとんと忘れていました。
時は巡りその息子たちの子供たちがそろそろ帰省します。さてどういった反応を示すんだろうか。今から興味深々であります。
カブトムシは越年するんでしたか。あるいは卵を産ませて増やしますか?
夏休みは子供たちのオモチャにされて大変でしょうな。
長く生きても、10月くらいまでの寿命みたいです。
ってことは7~8月頃卵を産んで、8~9月頃孵化して、幼虫、サナギ、そして翌年成虫へと変化します。いわゆる完全変態の昆虫とい言うらしいです。(これちょっとググりました)。
今頃はNHKラジオ「子供電話相談室」は虫で大賑わいです。昨日はカブトムシ、クワガタの寿命の質問がありましたよ。