風化

語り部を継いで二代目原爆忌

総理と原爆被害者の会との会談の何と虚しいことか。

悲痛な希求に対する答えが国会答弁のそれと全く同じとは。
悲惨な体験から叫びに近いリアルな言葉に対して、空虚にしか聞こえない為政者の言葉、態度のギャップを見て、これ以上この国を冒険主義的な人々によって先導されないことを願うばかりである。

アメリカとかつて戦ったことさえ知らない若者がいることに唖然とさせられたが、唯一の被爆国であることもまた風化して行くのであろうか。

“風化” への2件の返信

  1. 8月は広島、長崎を始め15日の終戦記念日に至るまで、戦争にかかわる記念日が続きますね。時あたかも映画「日本の一番長い日」が上映されてますが、決断が早ければ防げた被害の何と多いことでしょうか。

    ことほど左様に「終える」ことが如何に難しいかということなんでしょうね。

    戦争に明け暮れた父母の青春時代は何と灰色だったことでしょう。僅かに残る写真はほとんどが軍服姿で、師団・連隊前での記念写真ばかりです。

    でもそんな時代を戦死することもなく生き抜いてくれたから私たちの時代につながってるともいえますね。

    従軍・除隊・大陸軍属・終戦・引揚げの最終章が昭和21年戦後生まれの私の誕生となるわけですからね。

  2. 今、戦前の亡霊が生き返ったかのような、怪現象が見られますね。悪夢再びでないように願うばかりです。

    父母世代の青春は戦時色一色の中だったのでしょうが、その中でも希望は捨てずに生き残れたのですね。そのたくましさには敬服します。

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