住吉さんの太鼓橋

反橋を袴からげて七五三

本来は11月15日が七五三。

実際には11月に入ればいつでも神社は受け入れている。
訪れた住吉さんはあいにくの雨だが、日曜日でそれも日柄がいいのか爺婆、父母を引き連れてこの日ばかりは神妙の子供たちであふれていた。
住吉さんの反橋の傾斜は相当なもので、大人であっても登りはいいとしても下りなどは最新の注意を要する。
3歳、5歳と小さく、まして着慣れない着物とあっては子供たちも大変だ。
大人に両手を引き上げてもらう子、千歳飴の袋を濡れた橋に引きづりながら渡る子、袴や着物の裾をからげる子、いずれも傘を差しながらのことだから端で見てもはらはらしてしまう。

それでも、誰もむずかることなく渡りきるのは、このあとさらに楽しいことでも待っているのだろう。

すこやけく

受付のテント真白し七五三

週末を前に祈祷受付テントの準備も整った。

純白のテントは清淨で厳粛な神社に相応しい。折り畳み椅子も並べられて、祈祷を受けに来るひとたちが多いことがしのばれる。
テントを間近に見てみると、昨夜の降り残しなのか、朝露の名残なのか、しっとり濡れていて境内のしめやかさが増すかのようである。

健やかに

戸口より空をうかがふ七五三

朝起きるとお向かいからかわいい女の子が着物を着せられて出てきた。
続いて、正装のお父さん、お母さん。

天気予報に反して曇りがちの朝だったが、眩しいような光景だった。