掃け雲に薄ら日もるる冬菜畑
気温が低いながら穏やかな日である。
空をあおぐと飛行機雲がうすく広がったのかどうか、うっすらと掃け雲が広がっている。
それらを通してさしてくる日射しは柔らかく、枯芒や畑の葉物などをきらきらと輝かせている。
今日から学校は冬休みに入ったようで子供たちの姿もあまり見ないし、行き交う人もこの寒さではさすがにまばらだが強ばった体をほぐすためにも短い散歩に出た。
合計一時間にも満たない散歩だが、体を温めるには十分で帰ってからもしばらくは体がぽかぽかしている。
昨日の陰の極みを抜けていよいよ春に向かう「陽転」である。あと二月ほどがんばろう。