数へ日の夕飯ははて何にしよ
年賀状でも書いているのか、午後五時を過ぎても居間に降りてこない。
夢中になっているうちにすっかり日も暮れてしまって、開口一番「晩ご飯、何にも決めてない」と。
大掛かりな大掃除などはもう何年もやったことないが、それでも多少は身の回りのものを片付けたり、軽く拭いたり、この正月は久しぶりに子供たちの帰省もあるから、その準備も。また明日あたりからはお節の準備もぼちぼち始まるだろうし、主婦の忙しさは亭主のお気楽さの比ではない。
亭主は煤逃げと称して猫どもを相手に遊んだり、へたな俳句を詠むのにご執心で。
ああ、年末の主婦は大変だ。