雨の功罪

梅雨深し外装工事さらに伸び
リフォームのネットうたてき梅雨曇

今年はよく降る梅雨に当たっているのだろう。

しかも、降るか晴れるかが割合にはっきりとして、降ったり止んだりのいつもの梅雨空とは少し違うようだ。
今日も朝からの本降りが夕方になってもやまない。
一方の関東では取水制限が始まったそうだが、そんなに降ってないのだろうか。

斜め向かいのお宅の外装工事が始まったのが梅雨入り前で、いまだに足場が外されていない。これも不順な天気のせいかもしれない。

湿度90%

梅雨じめりして座敷箒のだるき

今日も降ったり止んだり。

湿度が異常に高い。
湿度計を見ると85%くらい。
フローリングの室内を歩けば、スリッパがペタペタ言う。
こんなときは和室に逃げ込んで少しでも不快感から脱げ出したくなる。残念なことに、最近の家の壁は特別注文しない限り洋室と同じく石膏ボードの上に壁紙を貼っただけで、乾湿の調整をよくするという漆喰壁ではないのがこういうときつくづく残念に思う。
それでも、板張りにくらべて畳はよく湿り気を吸ってくれるらしく、湿度90%のなか寝転んでも不快感がないのは救われる。

奈良公園は走行注意

鹿苑を吹き行く風の梅雨きざす
枝なしつあるといへども袋角
袋角早きは枝をなしつあり

今日は奈良公園方面の吟行。

予定の万葉植物園に辿り着いたら何と今日は臨時休園だと言う。
遠目にも「花菖蒲開花」と大書した看板が立っているのにである。
このあと鹿苑の子鹿公開まで1時間以上間があるので、急遽春日大社本殿(造替工事のため神さんは留守だが)の特別公開に向かったが、信心の浅い身には拝観料千円はあまりにも高く踵を返して参道を彷徨う羽目になった。

鹿苑の入り口の子鹿誕生データによると、今日まで鹿苑で18頭、公園全体ではこの倍以上の子鹿が生まれたようで、今年は全体で200頭の見込みだという。
一方で100頭あまりが毎年交通事故で命を落としていると聞く。奈良へ車でお出での節はぜひスピードを落として注意して走行願いたいものだ。