発芽率百とは言はぬ種袋
そろそろいろいろな種を用意する季節。
夏が来るのがぐんと早まったので、気の早い人はもう苗作りにかかっている。
家庭菜園などで毎年苗から作っていると、一回買うと一年で消化しきれないほど量が多いので、殘りを再利用することになるので二年目からはそんなに多くを買う必要はない。
問題はその殘りの種を使った発芽率である。たいがいは有効期限(ほとんど一年)が記されていてそれを過ぎると発芽の保証はない。
種袋には容量と有効期限、発芽率が記入されているが、この発芽率だって百パーセントと書いてあるものはまずない。安全サイドに立ってだいたいが八十パーセントと低めに設定されている。
腕前によってこれが百近く出す人と、下手するとゼロ、つまり発芽失敗する人に分かれる。
だれがやっても種類によって発芽の難しいものもあれば易しいものもある。
一喜一憂しながら種をまくのもまた楽しいものである。