予測不能

冬立つや嵐寄せ来る朝まだき

雷をともなった強い雨音に目が覚めた。

あれは何時ごろだったろうか。ふたたび目が覚めた朝にはもう雨も雷も去ったあと。
昨日は降ったり止んだりの日で、寝る頃にはもう止んだかと思っていたのだが。
今日が立冬だと聞かされても、暖かい日がつづいているので実感はあまりわかない。なにしろ外でも長袖一枚ですむくらいの陽気なのである。
いずれ冬らしい日が来るのだろうが、来たら来たでまた寒い。体の負担を考えると、このちょうどいい暖かさがつづくのがいいのだが、そうもいかない。温暖化というのは予想もつかない気候条件を産む。悩ましい気象である。

トウカエデ

温かき雨夜の音に冬立ちぬ

意外に温かい雨である。

暦では今日から冬と言うことになるが、町は今紅葉の盛りで息をのむような美しさである。このような街の紅葉が素晴らしい年は何年ぶりであろうか。
とくに、唐楓と言うのだろうか、これが奈良の街路樹に多く使われており、紅葉時のいまだ緑の混じる時期が最も鮮やかで目を引く。
築40年くらいたったと思われる大きな団地では、これに紅葉や桜や花水木が加わって遠くに行かずとも楽しめる。

セキュリティ

ワイファイのぶつぶつ切れて冬に入る

最近無線LANの具合が悪い。

ルーターが二階にあるので一階が特に調子悪い。
スマホというのは通常家にいるときは無線LANでギガの消費を防いでいるが、これが常時キャリア接続となる現象がここ一週間ほど続いている。
もともとルーターがよく落ちるという問題は前からあるが、ルーターには問題なくても無線LANに接続できないのはまた新しいトラブルである。
無線が駄目でもキャリア接続ができるのなら実害はないが、それにしてもそろそろルーターの買い換え時期に来ているのかもしれない。というのは、買ってから8年ほどたつが、これの無線接続の暗号方式が少々古くてセキュリティ上不安があるからである。
前から気になっていたのだが、今がその時かもしれない。

冬の始まり

立冬や吾にまつわるはぐれ蝶

立冬と聞いて暖かい今日のうちに洗車しようと思った。
今週後半には寒さが戻ってくるらしいので。
ごしごし洗っていると一匹の蝶が弱々しく飛んできて傍に止まって羽を休めたり、飛び立ったかと思うとすぐに戻ってきて同じ動作を繰り返す。
異常なほど暖かかった秋なので今日まで生き残ったのかもしれない。