皮脱いで竹林いまだ伸び盛り
地中からすっと伸びた青竹。
伸び代の大きな先より皮を脱ぎながら上へ伸びてゆく。
だから、伸び代の期待できない下の節には脱げそうでなかなか脱げない皮が残っていることが多い。
半分ほどめくれ上がっているが、いったい何時になったら落ちるのだろうか。
かぐや姫の里と伝わる神社の近くに大きくはないが、きちんと手入れされた竹林を見つけた。
鶯の声が竹林に耳にも快く響く。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
皮脱いで竹林いまだ伸び盛り
地中からすっと伸びた青竹。
伸び代の大きな先より皮を脱ぎながら上へ伸びてゆく。
だから、伸び代の期待できない下の節には脱げそうでなかなか脱げない皮が残っていることが多い。
半分ほどめくれ上がっているが、いったい何時になったら落ちるのだろうか。
かぐや姫の里と伝わる神社の近くに大きくはないが、きちんと手入れされた竹林を見つけた。
鶯の声が竹林に耳にも快く響く。
竹の皮脱ぐ用意なる捲れかな
めくれたる程にて竹の皮を脱ぐ
竹の皮脱ぐにしばしの未練あり
生駒市が運営する高山竹林園に行ってその歴史を知ることができたが、室町時代に佗茶の祖といわれる村田珠光が依頼したものが、時の後土御門天皇の目に止まり、以来明治に至るまで一子相伝で伝わってきた伝統的技法に支えられているという。
明治以降になって茶道具だけでなく編み針も生産されていて、展示されていた製品はどれも精緻な技能に裏打ちされているのを実感するできだ。
皮脱いで茶道具となる竹の里
皮脱いで金明竹や黄金竹
竹の皮脱がば佳人の宿りせよ
皮脱げば月の佳人の宿る竹
皮脱ぐや月の佳人の黄金竹
園内では、いろいろな竹の種類も見られて、珍しいものでは、金明孟宗竹といって黄金色の棹に緑の縞が入ったもの、さらに黄金竹という真竹の種類で金色しているものなどが目を引く。この金明竹はかぐや姫が眠っているのではないかと思えるくらい金色がみごとであった。