蔓ばかり伸びる胡瓜をなんとしよう
耕さず、肥料もやらず。
外からできるだけ余計なものは持ち込みたくないから、雑草除けのビニールマルチなどもってのほかで畝にはせっせと刈りとった草を敷く。これがやがて枯れ肥やし代わりにもなるし、動物性堆肥など使いたくないから一石二鳥である。
ただ、土が浄化されるまでに時間がかかり、どこまで辛抱できるかがカギを握る。
胡瓜も肥料が少ないから葉の緑も薄く、周りの色濃くてりゅうりゅうとした胡瓜たちと比べるとずいぶん見劣りがする。ただ、肥料で無理矢理大きくしたものでなく、胡瓜自体が環境に合わせて育つので収穫した胡瓜の味は特別である。
いくつも実をつけることなく、あっという間にネットのてっぺんまで達してしまった胡瓜だが、この胡瓜はまだ体を成長させようとしているようで、まだまだ子孫を残す必要はないと判断しているようである。胡瓜の好きなように健康的に育ってくれるのはうれしいが、菜園主としては困ったものである。