腕カバーの肉が蒸せくる薄暑かな
当地の五月中旬は暑熱順化の時期だそうである。
広島では五月上旬、四国は4月下旬、九州は4月中旬など、30度を超える日が現れるのがその頃だという。
この時期に、この夏の暑さに備えて汗をかいたり、しっかり体を順応できるようにしておくことが望ましいとも。
今日の当地の気温は25度だが、空気が乾いていてむしろさわやかなくらい。ただ、野外で体を動かせば日差しが強くそれだけでも汗がにじむ。
幼稚園送迎バスのお母さんたちも今日の立ち話も長くは続かない。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
腕カバーの肉が蒸せくる薄暑かな
当地の五月中旬は暑熱順化の時期だそうである。
広島では五月上旬、四国は4月下旬、九州は4月中旬など、30度を超える日が現れるのがその頃だという。
この時期に、この夏の暑さに備えて汗をかいたり、しっかり体を順応できるようにしておくことが望ましいとも。
今日の当地の気温は25度だが、空気が乾いていてむしろさわやかなくらい。ただ、野外で体を動かせば日差しが強くそれだけでも汗がにじむ。
幼稚園送迎バスのお母さんたちも今日の立ち話も長くは続かない。
踏切のなかなか開かぬ薄暑かな
じっとしていてもじりじりするような夏日である。
気温が一気に30度を超え、汗やら水分が絞り出されるような日だ。
若い頃にくらべて喉の渇きを覚える感覚も鈍くなっているようなので、意識して水分をとるようにしているがいつもの量ではとても足りない気がした。
急な暑さに身体がついていけないのか、気がつくといつの間にかうたた寝をしていたようである。
いまさらのマスク届きて街薄暑
ようやく例のマスクが届いた。
いかにもペラペラの代物で、これに税金何百億円も投じられたと思うと怒りさえこみあげてくる。
電通、パソナのからんだ幽霊同然の団体に巨額の利権が転ぶ。
もうこんな政権終わりにしなければ世界にますます遅れをとってゆく。
久に行く美容院混む薄暑かな
今日は何回一階と二階を往復したろうか。
家の中に居ても汗ばむような日であった。
faxを兼ねたプリンタは書斎にないので、印刷の調整で部屋を行ったり来たり、半日がかりをそんな繰り返しで昼寝の時間もとれなかった。
すぐ近くの郵便局へ行くのにマスクを忘れたのを現地で気づいて焦る。客もこころなしか多いような気もして、やはり自粛生活から開放されてどっと人が出ているようである。
家人もしばらく我慢していたカットしてもらいに美容院をのぞいたら、ソーシャルディスタンスどころではない混みようだったとか。
美容院というのは、自粛解除となると真っ先に行くところかもしれないな。
血圧計ベルトくいこむ朝薄暑
血圧計のベルトの圧は相当な力がある。
力んでしまうと急に暑く感じたり、血圧が上がってしまうのではないかとも思うのだが、計ってみるといつも大きな違いがないとほっとするものだ。
血圧計によってはそれぞれまちまちの数字を表示するが、同じ器械では大きな変動はないので、自宅用とクリニックで計る数値に差があっても気にしないことにしている。
ともあれ、朝の血圧の無事なことを確かめて、今日は暑くなるぞと気を引き締めるのである。
往診の看護師つれず路地薄暑
当地は午後休診というクリニックが多い。
午後は夕方5時からというような具合である。
何故なのかなとは思っていたが深く気にもとめずにいたが、たまたまかかりつけ医と街なかの路地でパッタリ遭ってその理由が分かった。
挨拶もそこそこに彼はある家の門をくぐっていった。彼の家のあるところではないようだ。
どうやら、訪問医としての往診のようであった。それこそ、手ぶらで、おそらくポケットには聴診器くらい入っているだろうが、ぶらりと門のなかへ消えてゆくのだった。急を要するという風でもなく、住宅は新しくもないが立派なお屋敷のようであるし、高齢の方の在宅治療のいつもの訪問であろうかとは推測できるのである。
今日あたり空気が入れ替わったようにからりとした青葉風が吹く日である。
戸を放ち簡易郵便局薄暑
ドアを開けたままで風が出入りしている。
中に入ると窓口にはビニール仕切り。
三密防止だろうが、時勢である。
本局に行くことを考えれば、田舎の小さな局のほうが客も少なく幾分ましである。
そう言えば、宅配便営業所でも受付は戸外でやっている。
こうした事務を外でやってもちっとも苦にならない季節到来である。