風花の序破急の急短くも
ふと外を見やると風花が降りてくる。
きらきらとダイヤモンドのような固い光りを放ちながらゆっくり落ちてくるのである。珍しいなあと見ていると、やがていつもの風花のように風にもてあそばれるように右左に揺れ空中に漂う間が伸びてきた。
最後はもう吹き上げられるように乱舞の状態になったかと思うと、すっと消えてしまうのだった。
あとは、もとのように冬の日差しがあるのみ。
その後1時間ほどもしないうちに空が暗くなり、今度は雪である。1時間ほど降ったろうか。車の屋根をみると1センチほど積もっているようである。越してきて初めてみる雪景色である。