類句大量生産

出稼ぎの夫に代わりて冬田打つ
出稼ぎの列車貫き大冬田
出稼ぎの駅へ途中の冬田かな
整然と電柱影引き大冬田
石積の崩れてありぬ冬棚田
冬棚田巻いて葛城古道かな
杭跡の湿り残れる冬田かな

兼題句である。

米どころの田、兼業農家の田、三ちゃん農家の田、峡の田、それぞれ場面は考えられる。
大きく詠んだり、微細な点を詠んだり、見慣れた景色だからいろいろな句が生まれておかしくはないだろう。
ところが、いざやってみるとなかなか難しい。
締め切りまで数日あるから、もっと数詠まなくちゃ。

“類句大量生産” への3件の返信

  1. そうですね、様々な冬田がありますよね。先日紹介されたような活動的な田んぼもあるし。当地ではこう言っちゃなんですが、まあ大半は刈り入れ後そのまま放置した田んぼです。人手もないし仕方ないんでしょうね。

  2. たしかに、関東平野の田んぼの冬景色はどこか味気ないものを感じますね。すべて機械でちゃっちゃとやっつけるようでいて、見た目はきれいですが、人間の気配が少ないというか。
    要するに冬の役者がいないからなんでしょうね。雪、鳥、水とかあれば多少は風情も出てくるんでしょうか。空っ風はあるんですが、目に見える防風林、屋敷林の類いもなくて。

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