風無くば陸のクリオネ雪蛍
絮のように目の前を流れていった。
最初は埃かとおもうほどの数で、それは綿虫だった。
綿虫を観察しようと思えば風の日は難しい。それこそ無風、それも夕日が低く差す時間帯がいい。青白く透けて、それはまるで海のクリオネのように優雅に舞うのを目にすることができる。
一陣の風でもふけば、それこそさっと攫われるようにどこかへ姿を消してしまう。今日はその瞬間に立ち会ったわけだ。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
風無くば陸のクリオネ雪蛍
絮のように目の前を流れていった。
最初は埃かとおもうほどの数で、それは綿虫だった。
綿虫を観察しようと思えば風の日は難しい。それこそ無風、それも夕日が低く差す時間帯がいい。青白く透けて、それはまるで海のクリオネのように優雅に舞うのを目にすることができる。
一陣の風でもふけば、それこそさっと攫われるようにどこかへ姿を消してしまう。今日はその瞬間に立ち会ったわけだ。
毎年この時期に思うことは一度見て見たい。見ていても気づかないだけかもしれないが。
想像するに雪虫、雪蛍という言葉がぴったりなんでしょうね。
もっぱら地上のクリオネと言ったところでしょうか?
外に出れば必ず目にしますよ。堤防などにいる目まとい、うんかは集団ですが、あれほどは密集していません。日を透かして薄青く見えれば、それは間違いなく綿虫です。