寒卵のぶっかけ飯

竹爆ぜて遠赤外線とふ焚火

竹炭を作るイベントに参加した。

県内には里山の耕作地が放置されて、林藪に覆われてしまったエリアが多くある。
そこで、管理を委嘱されたかたが竹林の整備を兼ねて、伐り出した竹でもってそれを炭にすることによって炭素を固定化する試みである。
無煙炭化器という、ステンレスでできた擂り鉢の底が抜けたような形をしたものに適当な長さに切った竹や木を放り込むと、鉢の中へ向かう対流が生まれ中心部が高温かつ酸欠状態になって炭化する仕組みである。
このたっぷり溜まった炭化物が放つ遠赤外線は強烈で、炎の高さに比べると比較にならない暖かさ。
ときどき雪が舞う中を寒さ知らずで終えることができた。
出来上がった竹炭は細かく砕いて畑の土にまぜると、炭の細かい穴が土壌菌の住処になったり、土壌の浄化にもなるらしい。幾ばくかをお裾分けいただいて試してみようと思う。
イベントでいただいたかまど炊きの熱々ご飯に平飼いのニワトリが生んだ文字通りの寒卵のぶっかけ。そのうまかったこと。
真冬のキャンプファイアも悪くない。

“寒卵のぶっかけ飯” への2件の返信

  1. 面白くて有意義な寒さ知らずの美味しいイベントでしたね。
    竹炭を友人からいただいたことがあり玄関の消臭剤として使ったことがあります。
    詳しい作り方は聞いていませんが使い道はいろいろあるようですね。

    さあ!用意ができ次第今年初の墓参に三重へ、天気が荒れませんように!!

    1. 奈良北部、京都との県境は竹林が目立ちます。
      この一画にはこれらの竹を伐り出して茶道に用いられる茶筅の里があり。今ごろは冬田に竹をならべた寒晒しの風景が見られます。
      竹の生命力が強いのはいいことですが、家の間近にまで迫ってくるのは獣害同様里山維持の難しさを示しています。

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