師走の雨

南天の実に大粒の雨しきり
南天の実の雨垂れを諾へる

予報が外れて結局雨の一日だった。

月に一度の診察をのぞきいくつかの予定が狂ってやることもなく庭をながめていると、すっかり色づいた南天の実が、これまた紅葉した葉とともに雨の重さにしなだれている。一粒一粒に、一枚一枚に雨がのれば枝全体がたわんでしまうのは道理である。
うっかりそばを通るとしとどに雫を浴びてしまいかねないので、見るだけにとどめては恨みの師走の雨を仰ぐしかない一日であった。

“師走の雨” への2件の返信

  1. 朝のうちに雨は上がりましたが終日曇り空でした。
    しかし気温は17度もあり寒さは全く感じない。
    お稽古が終わるころには日が暮れかかり普段は西日がまぶしい時間帯なのについつい早足になってしまう。

    1. 湿度100%に近いうっとおしい冬の一日でした。週末にかけていちだんと冷え込むとか。猫の目のように毎日変わる天気です。

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