信貴参道山茶花やうやう盛りなり
隣駅の近鉄信貴山下駅はその名前の通り信貴山へのバスが出ており、奈良県側からの入山起点である。
駅前には立派な町立図書館があり、駅のすぐ裏は町役場など主要な公的機関があって文字通り我が町の中心でもある。その駅前ロータリー広場の山茶花の植え込みが今盛りを迎えている。山茶花というのは東京などでは通常11月から12月にかけて最盛期を迎えるのだが、当地の山茶花は相当遅いようである。
そう言えば我が家の山茶花の鉢もようやく蕾が膨らんできたところだ。寒気にやられるせいか葉の色も褐色がかってややくすんでしまうことが多い。どこの家でも常緑樹は総じてくすんでしまっていて、結果陽気がいいシーズンになっても色つやがもう一つのような気がする。
冬の花と言えば山茶花ですね。
最近は色も種類もいろいろあるようです。
我が家のはピンクと白が混じったものですがまだ開花しません。
先日、田舎の友人の家を訪問した時、玄関脇に真紅の色鮮やかな山茶花がひと際めだっていました。
花の少ない季節なので余計目立つのでしょうね。
周囲が明るく感じました。
東京の家では純白の山茶花がいつも庭を明るくしてくれてました。これからいよいよ冬本番に入ろうかという頃に、木一杯に白い花を咲かせてくれたのに随分慰められたものです。
信貴山絵巻を思い起こしました。歴史の中に住まっている感じですね。いいですね。
今日は雪のなごりの中を頑張って「江戸東京博物館」に行ってきました。開館20周年記念の「尾張徳川家の至宝」のなかの「源氏物語絵巻 柏木三」の実物が展示されるのは今日までだったからです。行った甲斐がありました。源氏関連だけでも「初音の調度」「蒔絵箪笥入りの源氏物語全54帖」などに心惹かれました。
さすが都会ですね。年中どこかで文化的な催しが行われていて、居ながらにして国内だけでなく世界の息吹に触れることができるのは幸せなことです。
当地では、NHKローカルが県内のさまざまなイベントを報道したり案内してくれるのが慰めです。今日は「白毫寺の閻魔もうで」のニュース、「吉野のそでいか」(尻尾の長い凧。凧の前身だそうです)保存会活動の紹介でした。
「山茶花」が冬。「椿」が春ですか。咲く時期が少し違う、それと焼きついたイメージがあるから「山茶花」と言えば寒々しく感じてしまう。「山茶花の宿」なんてね。
信貴山近いのですね。ハイキングにはちょうどいいのでしょうか。(最近高低差100Mを超えるとダメという仲間も増えつつありますが)。
一見するとよく似ていますが、落ちた花を見ると一目瞭然です。花びらが一枚一枚ばらばらに落ちるのが山茶花、花弁ごと落ちるのが椿なので、見分けやすいですね。今公園のなかでも山茶花が咲き誇っています。
信貴山近辺はかつて大和と難波を結んだ道が走っている歴史的な道が多いので、コースがいくつかあるようです。三室山や平群の方へ抜ける歴史探訪のコースなどがあります。
山茶花と言えば、童謡”たきび”がすぐに頭に浮かびますね。
”さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき …”なんてね。
最近はこの落ち葉焚きも目にしなくなって、童謡のような風情や、焚火で焼き芋を焼く光景も見られなくなり、日本的な情緒が失われ寂しい気もしますね。
我が家にも以前は玄関のところに山茶花を植え、毎年冬の花として重宝したのですが、大きくなりすぎたり、茶毒蛾の幼虫等がつくようになったりして抜いてしまいました。
山茶花の仲間は茶毒蛾にやられやすいので、風通しがよくなるように毎年剪定をしてやらないといけません。思い切って切り詰めても結構いい樹形を維持してくれるので素人には優しい木だと思います。