寒い雨

もの軋む十一月の雨なれば

予報通り寒い一日だった。

朝いっときだけ日が射したものの、そのあとは重い雲が覆い、おまけに時雨を超えるような激しい雨が降ったりする厳しい日である。

急に真冬のような天気になると重苦しい空気に包まれて、見るもの触れるものすべてが日常ではなくなるような錯覚に襲われる。

“寒い雨” への10件の返信

  1. 三重はさほどの冷え込みもなく気持ちの良い朝で山容は穏やかに晴れ渡り眠る前の輝きを放っておりました。
    午後はやはり雲行きが怪しくなり時雨れたりの日でした。
    明日は更に冷え込みが厳しくなるとか、北の方では雪が舞ったりしていましたね。
    いよいよ冬の到来でしょうか?

  2. 変な天気でしたね。
    少し外出しましたが、ぐっと寒くなったせいか、雨がみぞれに変わるような錯覚がしました。
    夜は手の冷えに気づき、一番の寒さを実感しています。
    もう暫くこのくらいの寒さでとどまっていて欲しいと願います。
    既にヒートテック様々で上から下までパツパツですε-(´∀`; )

  3. 「十一月の雨」といえば、多田武彦の「雨」が頭に浮かびますが、寂しい歌だったなと印象に残っています。
    奈良でも雨が降ったんですか?こちらでは朝は曇っていたのですが、お昼頃から晴れて、このままいい天気になるかなと思っていたら、夕方には俄かに曇って土砂降りの雨となりました。
    洗濯物を干したまま外出し、ガックリとなった人もいたのではないかな。
    今日12日はこちらでは、最高気温12℃、最低気温7℃と12月上旬の寒さだそうです。
    早くも石油ストーブが活躍する時期となりました。

    1. 堀口大学の詩でした。

      十一月はうらがなし、
       世界を濡らし雨がふる!

       十一月にふる雨は
       あかつき来れどなほ止まず!

       初冬の皮膚にふる雨の
       真実つめたいかなしさよ!

       されば木の葉の堪へもせで
       鶫、鶉も身ぶるひす!

       十一月にふる雨は
       夕暮れ来れどなほ止まず!

       されば乞食のいこふ可き
       ベンチもあらぬ哀さよ!

       十一月にふる雨に
       世界一列ぬれにけり!

       王の宮居もぬれにけり 
       非人の小屋もぬれにけり!

       十一月にふる雨は
       夜来れどもなほ止まず!

       逢引のみやび男もぬれにけり、
       みやび女もぬれそぼちけり!

      今頃の季節に雨が降ると決まってこの曲を思い出します。

      1. この詩は堀口大学の作だったんだ。
        この詩は「乞食」や「非人」という言葉がでてきますが、これが差別用語だとして問題となり、「11月の雨」は削除され、別の曲が追加されたそうです。
        文学や詩の世界でも問題にされるとはね。

        1. 組曲「雨」の四番目ですね。詩を読むと、決して侮蔑した表現ではないのですが、いつの間にやら一切合切がダメだとされるようになったみたいですね。いわば発禁ということでしょうから、芸術作品としては十分成立していると思います。

  4. 十一月、霜月、時雨、、、は定番でいいのですが先日まで暑かったので寒波到来はいかにも急ですね。日曜日は突風が吹きまくったし昨日は穏やかな秋日和と上機嫌でゴルフやってたら残り2ホールで雷雨中止(けっこう恐かった)。天候不順が続きますね。

    1. 小春日和が一転して雷雨になるとは聞いたことがないです。なんでしょうね、この天気は。十一月の台風で一万人が犠牲になるとか、だんだん空恐ろしくなってきます。

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