鬼打式

やがて打つ鬼にも慈悲の御膳かな

鬼を射る
近所の八幡さんで300年以上続くという「鬼打式」があった。

氏子の健康と幸せを祈る行事で、当番の宮座衆によって維持されてきた行事だ。宮座衆のうち一老、二老、三老が衣冠装束姿で登場し、一老が7本の矢を天、地、東、西、南、北、そして鬼に向けて放つ。
この日は鬼には一度では命中せず、やり直しするというハプニングがあったが、無事終了。
D800_20140116_0947
D800_20140116_0950
D800_20140116_0968
D800_20140116_0971

間もなく節分で「鬼やらい」儀式が各地で行われるが、それの先取りという感じだろうか。

“鬼打式” への4件の返信

  1.  鬼打ちの儀式、詳しい写真付で、わかりやすいです。
     近くの氏神さまという雰囲気がよくでています。これ位の規模だとご利益ありそうですね。
     鬼の文字をもう少し大きくしたら一度で射ることができますが、失敗もご愛嬌でしょうか。
     のどかな気分が伝わってきます。

    1. 天理市にも三十八(みずは)神社弓打ち式という大変よく似た行事があるようです。「慈悲の食膳」というのがいかにも面白いです。近所の秋留八幡神社では「鰤の頭」「丸餅」「お米」「塩」「大根」が供えられてました。

  2. 300年も続いている伝統的な鬼打の儀式、珍しいですね。
    当地ではあまり聞かれない行事です。
    奈良独自のものでしょうか?

    昨日大須演芸場が今月末で閉鎖になるとのことで行ってみました。
    その折、大須観音の前を通ったのですがここはそのような儀式はないようです。
    節分会は盛大に行われるようですが・・・

    1. やはり、関西ならではの行事は多いようです。特に、奈良、京都の古都というのは当たっているかもしれません。
      当の鬼打式がそうであるように、奈良の各地には宮座の神社が多いのが特徴で、それぞれに特有の行事や行事内容があってバライエティに富んでいます。
      勿論、神話に基づく神社や行事が多いのも奈良の特徴ですが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.