友の著を書架に見いだす冬日かな
図書館で同級生の著作を発見した。
古事記研究で知られる三浦祐之君の本だ。以前から出雲伝説と史実との関係に関心があるものだから、関係する部分をしばらく閲覧コーナーで読んでいたが面白さにひきずられて、気がついたときは日が傾き始める頃になっていたので、貸し出ししてもらうことにした。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
友の著を書架に見いだす冬日かな
図書館で同級生の著作を発見した。
古事記研究で知られる三浦祐之君の本だ。以前から出雲伝説と史実との関係に関心があるものだから、関係する部分をしばらく閲覧コーナーで読んでいたが面白さにひきずられて、気がついたときは日が傾き始める頃になっていたので、貸し出ししてもらうことにした。
佑之氏は著書もさることながらテレビ、カルチャー講師、講演と大活躍です。
確かにその語り口、気さくな人柄もあって講座は何時も満席状態です。
お嬢さんの著書に比べれば内容がかたいのでベストセラーとはいきませんが「口語訳古事記」や「古事記を旅する」などはとても魅力的だと思います。
今ブームですからね。彼も引っ張りだこでしょう。
かつて安曇野を旅して以来、出雲族のことが気になって仕方がないのです。「勝者に消された過去」という部分に限りない魅力を感じます。貴族などのような権威とか、体制とかには昔から妙に反発する傾向があって、藤原系の春日神社では手を合わすことができないくらいです(笑)そういう意味では興福寺もそうでしょうかね。天皇家は違いますよ。橿原神社も伊勢神宮でも手を合わせます。
古代文学、色々にロマンが膨らみ楽しい分野なのでしょうね。学術研究もさることながら一般人への普及活動に力を入れているところが素晴らしいと思います。あの神々の名前のカタカナの列挙にはちょっとなじめませんが。。
古代の人名からして、現代とは相当の隔たりを感じます。日本語自体もそうなんでしょうが、人の世というのも千年足らずでこんなにも変化してしまうことに驚きを感じ得ませんね。