男神らしさ

小春日の千木金色に布留の杜

石上神社はあまりにも由緒が古くて分からないことが多い。

かつて神社のあった辺りは武を司る物部氏の領地で、物部宗家が滅びたあとの大和政権時代の武器庫でもあったと言われている。本殿もかつてはなく神池を祀っていたというから相当古い神社であることは間違いない。
国宝の本殿の千木などはいかにも男子の神を祀っているという無骨なほどの感じがする。
千木や鰹木の両端は金箔でも施されているのだろうか、小春の太陽を浴びて眩しい。

“男神らしさ” への2件の返信

  1. 石上神社、HP見せてもらいました。日本最古の神社の一つですって。それだけで尊いですね。武骨で素朴、男たるものそうありたいですね。

    1. すぐ裏に猪が出たりして、後背の山につながっており自然の中の社という感じが強い神社です。厩戸皇子に敗退したとはいえ、ここまで立派に祀られているというのは、旧勢力を無視し得なかったほどまだまだ力を残していたという証左でもあるようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください