今年また義姉の大根土のまま
この冬も義姉が土付きの大根、白菜を送ってくれた。
なんといっても土にこだわった家庭菜園の有機栽培だから、味はスーパーのものとは別格で、より濃いものだ。
今年のは辛いよという話だったが、なんのなんの煮物にしたら甘かった。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
今年また義姉の大根土のまま
この冬も義姉が土付きの大根、白菜を送ってくれた。
なんといっても土にこだわった家庭菜園の有機栽培だから、味はスーパーのものとは別格で、より濃いものだ。
今年のは辛いよという話だったが、なんのなんの煮物にしたら甘かった。
丹精をこめたもの、気持ちの入ったものはすばらしい。「今年また」ということは例年この季節になるとということでしょう。「大根」という季語がよく活かされた句だと思います。。。
もともと菜園は亡くなった義兄がやっていたのを義姉が引き継いだものです。夫の残した良畑を大事に守っている姿勢に心打たれます。
私も今日、実家のお向かいのお百姓さんから大根 白菜、ブロッコリー、里芋等、土つきの野菜を収穫させていただきました。
掘りたての野菜、本当に有り難いです。これで年末年始の野菜の確保は大丈夫。
三重へ帰るたびにほっとし、癒されます。
矢頭山が変わらぬ姿で迎えてくれるからです。
麗しく 雄々しき山よ ふるさとの矢頭は変わらじ 我も変わらず
漆黒の 闇を貫き 星冴ゆる
三重にて
調べてみましたら矢頭山というのは波瀬にあるんですね。なるほど故郷の山ですか。こころ安らぐ景色があることは幸せです。
かつて母が三重で生きていた頃は、いつもこの時期に野菜を送って来てくれました。その母が亡くなって、既に7年。この句を読んで、いろいろと母のことを思い出しました。ありがとう、栗さん。
町ではカネさえ出せばいくらでも買えると分かっていても、手塩にかけて育てたものを大事な人に贈るという行為は無償の愛そのものでしょうね。